コロナ禍による旅客減少の影響で、宗谷本線では特急3往復中1往復が、石北本線では特急4往復中2往復が、主に閑散期(※)の火曜日から木曜日まで(祝日を除き)運休となっています。
今回の旅でもネックとなったのがその点で、最長片道切符の旅の始発駅・稚内へ向かうのに、最寄り駅たる石北本線留辺蘂駅の利用を断念し、特急の発着の多い根室本線・石勝線新得駅を選択したのでした(ゆきは
都市間バスノースライナーを利用しましたが)。
(※)JR北海道の在来線では、料金上閑散期は存在しません(通年通常期)。
宗谷本線や石北本線のような限界まで特急の本数を絞った路線では、本来は運休ではなく短編成化すべきです。
これは平時から言えることで、JR海・西・四は短編成にしてでも本数を維持して利便性を確保し、高速(都市間)バスに対峙しています(南紀やスーパーおき、うずしおなど)。
一方、JR北・東は編成はそのままで、本数を少なくしています(つがるなど)。
会社の色が出て面白いと思いますが、やはり本数は2〜3時間に1本は欲しいところです。
名寄駅にて
22時ともなれば、駅前は人っ子一人いません。
イルミネーションが少し寂しいです。
名寄駅前
名寄駅舎
②334D普通:名寄2216➡旭川2340(名寄発/旭川ゆき)
334D
普通旭川ゆき上り最終列車は、21時50分着の3327D
快速なよろ7号(旭川20時30分始発)の折り返し。
15人前後が降りてきました。
H100形第20編成(旭川運転所所属)
側面方向幕は、種別部分に「ワンマン前乗・前降」と流れます。
なお、正面の方向幕も同様です(側面に比べて行き先部分の幅が狭い)。
運賃表示器は、路線バスでもよく見られるタイプ(レシップ製?)。
英語も表示されます(英語の場合は駅ナンバリング付き)。
前方
後方
名寄では、私以外に乗車はありませんでした。
増殖中のH100形は清潔で明るいのですが、やはりキハ40やキハ54が良いですね。
まあ、無い物ねだりですが(笑)
モーターで加速する為、乗り心地は電車と同様です。
加速時は電力供給の為、エンジン(発電専用)が唸ります(高回転になる)。
走行用バッテリーは積んでいないので、アイドリングストップや回生ブレーキの再利用ができないのがもったいないですが、コストパフォーマンス的に仕方が無いようです。
ボックスシートは1+2列です(転クロではありません)
士別(2238〜2239)で、333D
普通名寄ゆき(2238〜2239、旭川2139始発)と行き違い。
名寄ゆきの乗客は数人で、H100形でした。
剣淵で、男子高校生が1人乗車。
塩狩(2305〜2309、定刻2307発)で、335D普通名寄ゆき最終列車(定刻2308発、旭川2232始発)と行き違い。
名寄ゆきの乗客はまたも数人で、H100形。
どうあがいても赤字路線ですが、1時間に1本程度走らせるJR北海道には脱帽です。
北旭川(貨物駅)付近で、「この先、交代乗務員のため、停車する場合がありますが、お客様の乗降はできません」との自動放送が流れました。
剣淵以外に乗降は無く、終着・旭川へ2分遅れで到着しました。
改札窓口にて、最長片道切符及び、予めえきねっとで取った新旭川→旭川(乗り越し区間)の乗車券(※)を見せて説明するも、やはりきっぷの内容を飲み込むのは時間がかかる様子。
入鋏や途中下車印(新旭川駅代)はありませんでした。
(※)最長片道切符は新旭川で宗谷本線から石北本線へ乗り換えとなる為、新旭川から旭川まで乗り越しとなります。
駅の外に出ると、稚内と同様いつもより暖かく、雨が止んでいました。
今夜は東横INN旭川駅東口で宿泊です。
25時15分就寝。
東横INN旭川駅東口側より旭川駅方向を見る