2021年10月下旬。
経路が決まったところで、近くのみどりの窓口へ向かうことにします。
とは言っても、私が住んでいた町にはみどりの窓口がありません。
そもそも、駅どころか鉄道がないのです。
正確には、過去にありました。
1989年にJR池北線から第三セクター(北海道ちほく高原鉄道)に転換された後、残念ながら、2006年に廃止されてしまいました。
陸別町には路線バスがありませんでしたので、陸別町は反対したものの、路線バスが走っていた他の自治体はそこまででもなかったようです。
(現在は、十勝バスが足寄町から、北海道北見バスが置戸町から路線バスを延伸させています。)

旧 ふるさと銀河線陸別駅・道の駅オーロラタウン93りくべつ(2016年12月13日撮影)
個人的には、北海道(道庁)はこの苦い経験から、北海道新幹線の並行在来線のバス転換に積極的なのではと思っています。
また、現在の知事が夕張市長時代に「攻めの廃線」政策を取ったこともあり、バス転換は揺るぎがないように思えます。

旧 JR石勝線夕張支線鹿ノ谷駅(2018年12月2日撮影)
閑話休題。
ということで、南へ80km走ったところにある、ふるさと銀河線が接続していた池田駅へ。
(不動産屋的には、徒歩1000分といったところ…。)
池田駅は、特急停車駅(全旅客列車停車駅)で直営駅です。
ところが、乗降客数はわずか470人(2018年)。
JR西日本や
JR東日本では、池田駅より客が多い新幹線駅ですら、みどりの窓口が廃止されているのにと思ってしまいます(糸魚川駅や黒部宇奈月温泉駅、浦佐駅など)。
(ひょっとすると、組合の力が強いのかもしれません。)
JR根室本線池田駅(2017年5月30日撮影)
さて、窓口に行くと、3人の駅員さんがいました(窓口自体は1つ)。
ところが…。